
その昔商人たちは馬やロバに乗り、旅をした。その商人たちの宿となったのが、キャラバンサライと呼ばれる隊商宿だ。高い塀で囲われ、出入り口は頑丈な門がただ一つ。商品や馬たちを奪われぬよう屈強な守りとした。今はその中庭には、静かな風が吹くのみとなった。

トルコ南西部にあるバラの町ウスパルタ県。最高級のバラとされているダマスクローズの産地として、実は世界シェアをブルガリアと二分しています。このバラの町に行けば、バラを原料とした製品が町のあちこちにあります。そしてバラ畑に行くと、バラの香りが漂います。

トルコのアナトリア中央部シヴァス県のディブリーイ地区にある世界遺産。大モスクとそれに連なる病院である。1228年に建設され、特に装飾が素晴らしいイスラム建築である。この門は「天国の扉」とも言われるが、その所以は扉の全てのモチーフが天国を意味しているからである。

トルコの伸びるアイス・ドンドルマ。なぜ伸びるのか、その理由はサーレップと言うラン科植物の根の粉末が入っているから。ドンドルマを注文した時は、気長に待ちましょう。なかなか速やかには渡してくれません。受け取らせない、と言うパフォーマンス付きだから。

現在のトルコ中央部ボアズカレ村に位置するハットゥシャシュ遺跡。謎の民族と言われたヒッタイト民族が暮らした場所。ヒッタイト人は製鉄の製法を独占して、絶大な権力を誇ったエジプトを凌ぐとも言われていた。これは大神殿の跡である。

トルコにも乾物屋はある。よく売られているのが、なすやピーマンの外皮である。水で戻した外皮の中に、米や野菜、肉などを入れて煮たり蒸したりすれば、トルコ名物「ドルマ」となる。「ドルマ」とは「詰める」と言う意味。